2018年1月23日(火)晴れ
天気もよく、動くと心地よく体が暖まる。
ここまでの道のりは荒れていて、急斜面も多く、
砂埃が高く舞っていた。
訪問した小学校では、先生や子供たちに歓迎されて
初めての体験にワクワクして、
お互い初めて会う人たちばかりでドキドキして
それでも、
まずはどこでおはぎを作れるのか、
そればかりを気にしていたように思う。
案内された場所は、校門から
校庭(といっても、中庭程度の広さ)をまっすぐ突き抜け、正面にある教室。
そこに炊飯器を持ち込み、作業してもいいのだと説明を受ける。
早速水を所望すると、バケツでミネラルウォーターを汲んできてくれた。
用意していた米を炊飯器に入れ、水を入れ、炊き始める。
米が炊けたら、ネパールで初の、おはぎ教室の始まりだ。
そう、
今僕は、ネパールにいる。
ネパールの小学校を訪問し、おはぎを作り、子供たちに食べてもらう
「おはぎdeネパール」
という、自分で言うのもなんだが”変な企画”を、今まさに実行している。
持ってきた大皿と、学校で用意してもらったトレイにラップを敷き、その上に並べていく。
教室の外では、先生たちが興味深そうに覗いている。
手招きして、一緒にやろうと(日本語で)声をかけ、
先生たちを交えておはぎ作りを始める。
布巾を手渡し、作業を一つ一つ説明していく。
女性陣は手慣れたもので、すぐに覚えて次々と丸めていく。
大人数でやると早い。
一人で作ることを想定していたが、あっという間に完成。
ゴマや黄な粉をまぶして、きれいに並べたら出来上がりだ。
百個近くのおはぎが完成。
さあ、子供たちに食べてもらおう。
どんな反応があるだろうか。
と、その前にまずは記念撮影。
訳も分からず招集がかかった子供たちも、付き合いよく写真に納まってくれる。
日差しがまぶしい。
「さあ、みんな食べにおいでー!」
と声を掛けたら
おはぎの取り合いになればいいのに
と思っていたが、
この学校はとても規律をしっかり守っている。
クラス順か班ごとなのかはわからないが、きちんと整列して待っている。
一人ずつ順番におはぎを一個ずつ、手に取っていく。
ゴマが人気だ。
子供たちに一通り手渡ったら、次は先生たち。
ここの先生は、校長先生以外みんな女性だ。
「私たちもいいの?」
と、嬉しそうに手に取り、食べてくれた。
小さな子は、なんだかおっかなびっくり。
食べていいのかな
これはなんなのかな
そんな様子がうかがえる。
一口でほおばる子。
少しずつ、ちぎりながら食べる子
なんだか微妙に食べ方が難しそうな子。
色々だが、とにかく初めは行儀よく、おとなしく、静かに食べていた。
・・・なんだかつまんない。
というか、まあ、こんな感じの反応なのかな。
いや、別に、大好評で、みんなおいしいって口々に叫ぶとか、
そんな都合のいい情景を思い浮かべないわけでもなかったけど、
なんだか行儀良いし、
おいしいのかな、微妙なのかな、それとも。
うーん、悩んでもつまんない。
おはぎもまだまだいっぱいあるし、残ってもしょうがないし。
つたない英語で
「Come on! Next prease!」
と、手招きしながらおはぎを指差し、子供たちを誘ってみた。
最初に、ちょっと調子よさそうな子たちが集まってきてからは、すぐだった。
あっという間に子供たちは、おはぎのお皿の周りに集まり、次々とおはぎを手に取り、
そこらへんに座っては何個も食べていってくれた。
そんなこんなで、ほとんどのおはぎはなくなった。
よかった
口にあったかどうかはわからないけど、
とりあえずおいしかったみたい。
ニコニコして、食べた後はみんな遊びを再開していた。
2018年1月23日(火)晴れ
山本昇43歳
妻と、子供が3人。
16歳、14歳、12歳。
女、男、女の順。
生活にも、子供の進学にも、かなりお金がかかり、通帳は底をつこうとしている。
介護の仕事をしているが、昨年11月に左手首を骨折して以来、3か月の休職を余儀なくされる。
収入は・・・ない。
正確には、傷病手当がつくのだが、入ったところで焼け石に水だ。
さらに言えば、ネパールに出発する前に退職の意向を示してきた。
次の就職のあては・・・ない。
だのに
なんの因果か、ネパールに来て、おはぎを作って、子供たちに食べてもらっている。
しかも、渡航費はそのほとんどを第三者からの支援と、今後かさんでくるであろう借金で賄って。
さらに言えば、ネパール滞在後は、バックパッカーとしてタイから旅を(無目的で)始める予定。
もう、不安要素しか見当たらない。
家族は大丈夫なの?
海外の子供におはぎを作ってる場合じゃないよ?
いや、そもそもなんでおはぎなの?
なにしてんの?
それに、
なんでネパールなの?
これは、43歳にして初の、冒険の記録。
誰が何と言おうと、大冒険。
その、第一幕。
「おはぎdeネパール」編。
どこから話したらいいか悩むところだが、
取り留めなく、思いつくところから書き綴ってみようと思う。
やはり、すべてのきっかけは、あの骨折からだ。(つづく)
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結局どんな旅をしてきたのか!?
実はアメブロにまとまっています。
うちの素敵な奥様が、僕のFBを追いかけて記録したブログ
「静岡からバックパッカー
おはぎの山さん放浪記」
https://ameblo.jp/ohagi-oyamasan/theme-10105136680.html
ぜひこちらもご覧ください。















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